一番悩んでいたところに響いた YOUR TIME ユア・タイム 感想

本感想

日々、自分の時間を過ごせているか悩むことはないだろうか。

私は大いに悩んでいた。

間違いなく、1〜2時間は時間を作ってボケッとしているはずなのに、自分の時間じゃないような気がする。

というより、次の時間の準備をしているような気がする。

明日の朝はストレッチをしなきゃな・・・
あ、ゴミ出しもするんだった

毎週やろうと思ってた調べごとやってないなー
よし、まずはこの順番でやって色々片付けていこう

ボケッとする時間なのにこんなことを考えてしまう。

考えてしまったら最後、その時間はもうスケジューリングの時間になってしまうのだ。

どんどん極まる暮らしの中であっという間に過ぎ去っていく時間に不安を覚えていた。

この本は、その不安を少し紛らわしてくれたのだった。

1章から「トンネリングの後受信メールを見る」

わかる〜〜〜〜〜〜!!!!

めっちゃやる。お昼前とか午後とかやらん?なんかぼけっと届いたメールみて、「ははっこんなこといわれてるわー」って思うのよなーー

本読み始めでこの文を見つけたときは、あまりにもテンションが上がりすぎて彼女に語ってしまった。

理解があやふやだったが気持ちが先行したので、それはもう意味がわからん内容になっていた・・・

謎にメールやTwitterを見てしまうことに名前がついているのが驚きだった。

名前がついているだけで少し安心するのだから単純なものだ。

「緊急と重要」フレームワークの向き不向きについて

「うまく使えない人がいる」と見て安心・・・
私うまく使えない

うまく使えない人いるのわかる。それはわたし。

「急ぎでお願いします!」ってメール見ると過敏に反応せん?内容が別に明日とかで良かったとしても。

それで今日やりたかった調べごととかどんどん後ろになるのよなー…

いろんな本とか動画でよく見たのは「重要と緊急のマトリクス」。

「緊急だけど重要じゃないこと」を減らしていって、「緊急じゃないけど重要なこと」に取り組むのを増やそうということ。

これはすごくもっともなことだと思ったので実践はしてみた。

それが、「緊急だけど重要じゃないこと」は少し減って「緊急じゃないけど重要なこと」はそこそこ増やせた。

つまり、やることが増えた・・・

本にはこの考え方が向いている人の特徴も書いてあったが、それは私ではなかった。

というか、この考え方は目標をバリバリ達成できる人に向いている気がするんよなー

ゆったり暮らしたく、緊急のことにビビってしまう私にはきつい。

退屈を大切にする

退屈を大切にする・・・!?

ちょっと一瞬びっくりしたが、この章が一番求めていたことだった。

いつだってやることに溢れていて、それでいて求めていることがわからない現状が非常に嫌だった。

「退屈」はそれの鍵になってくれそう。

確かにこれまでを振り返ってみると、TwitterやRSSを流し見していたやつは全く頭に残っていない。

しかし、くだらなくも1〜2日ぐだぐだに調査したやつは記憶に残っているし、何より感情が含まれている。

ぐだぐだ調べごとしたのは決して効率的でも有意義でもないが、私にとっては楽しかったらしい。

理論をもとに振り返ってみると、確かに「退屈」を経由した方が充実はしそう。

また、これは娯楽でもそうで、聴きたいところだけ探して聴くスタイルの音楽鑑賞はストレスが溜まる。

寝る前に「いい曲ないかな〜」と探すと、結局(都合の)いい曲は見つからずに頭が冴えてしまうことになる。

時々「お!」という曲があっても、1番だけ聴いて終わってしまうことが多々ある。

これをせずに、プレイリストだけ決めてシャッフルをし、それに抗わずに聴くスタイルにするとすごく楽しく聴ける。

あまり気にしていなかった曲も「この曲こういう感じか、いいな〜」と思ったり、「この曲こうだったよな、やはり沁みるよな」と感じることができる。

単純な快楽というのは、求めても手に入らないらしい。

これからどうしようか

結構生活スタイルというか価値観変わりそうね

本にはいろいろなワークがあったからそれをやった。

これからどうすればいいか方針は出ないけど、とりあえず心が楽になった。

面白かったのは、今タスクだと考えていることをリストアップして、それぞれに重みをつけるワーク。

やってみたら、「緊急度」が高いタスクというのはほとんどなかった・・・

どれもこれもが別にやらなくても支障が無いタスクだった。

そう気付き、今後何かやろうとするときは「緊急度はどれくらいか?」と考えることで弾くことができる。

なんか、全ての焦りから解放される兆しが見えた・・・

わかりやすい結果や大多数の人に認められたい、みたいな欲求は特にないし、とりあえずはのんびりと生きていこうと思う。

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