Youtubeでの質疑応答動画を見ていたり、質問サイトなどを見ていると、投げやりに返されている質問を見たりします。
私も心当たりがあるので、自戒の意味も含めて書いてみます。
~をするためには何をすればいいですか?
私の主観ですが、「~をするためには何をすればいいですか?」という質問の場合に返しが微妙になっているような気がします。
実際にこの系統の質問をされたときはどう返すんだろう?と思って考えてみました。
私の分野ですと、「Webセキュリティを学ぶためには何をすればいいですか?」といったものでしょうか。
考えてみたところ、「この本を読んで」とか「このサイトを見てみて」とかになりました。
なんでこうも淡白で微妙な返しになるんだろうと思いましたが、それは「質問者がどんな人かわからない」からだと思いました。
おそらくですが、以下のような背景があると思います。
Webセキュリティをやってみたい!
でも、何すればいいんだろう?
調べてみたらCTFってものがあるらしいからとりあえずやってみよう。
なんだこれ難しい!
入門者はここからやるわけじゃなさそうだ。
じゃあ何をやっているんだろう?
よし、聞いてみよう!
「Webセキュリティを学ぶためには何をすればいいですか?」
人それぞれ様々な背景があると思いますが、上記の質問では回答者は背景を読み取れません。
そのため、一般論でしか返せません。
こうなってしまうのは、双方にとって微妙なため、もったいないなと感じています。
良い質問とは?
私自身、人生を積み重ねているわけではないので「何が良い質問か?」に答えることは出来ません。
上記の背景を踏まえて、私が質問された場合に答えやすいように変えてみます。
Webセキュリティを学ぶためには何をすればいいですか?
CTFをやってみましたが、何をやっているのか全くわからずに辞めてしまいました。
実際の体験も教えていただけると助かります。
このような感じでしょうか。
こう質問された場合は、まずは本を読んでいないようなので、本を勧めます。
その後に私の体験談を軽く話します。
言われたことをそのまま解釈して話せばいいのでとても楽です。
自分で調べたこと・やったこと・欲しいと思っていることを足せばだいぶ具体的になります。
終わりに
質問をするのはとても難しいものだと感じています。
「良い質問」とは、「自分なりの解釈を入れてそれがどうなのかを聞く」という解釈をしています。
ですが、自分なりの解釈を考えていると、会話のテンポが悪くなったりします。
質問が全く出なくなったりもしてしまいます。
私自身がこのあたりをどうしようかと悩んでいます。
コミュニケーション目的の質問と、真偽を確かめる目的の質問をわけたほうが良いのかとも思っていますが、検証段階なのでなんとも言えません。
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