「〇〇しなきゃ」という考えを禁止にする話

生活

私は「〇〇しなきゃ」と自分を追い込む癖があります。

この癖で体が重くなったり、頭がぼんやりしたりとコンディションが悪くなるときがあります。

普通に考えてアホくさいのでこの考え自体を禁止にしてみようと思います。

「〇〇しなきゃ」は体調を無視する

「〇〇しなきゃ」は体力やモチベーションといった体調的な要素を無視してきました。

なんとしてでも開発を仕事にしてやる!と思った時は、仕事以外に3~4時間勉強して休日は8時間勉強するスケジュールを取っていました。

バグバウンティで成果を出す!と決めたときも似たようなスケジュールでした。

たちが悪いのは、スケジュールどおりに出来ないと自己嫌悪に陥ることです。

こんな無理なスケジュールがいきなり出来るわけもなく、ひたすらに自己嫌悪していました。

具体的な戦略があるわけではなく、ひたすらに時間を使うというアホみたいなやりかたでした。

この発想はおそらく学生時代の経験から来ています。

部活が「THE・運動部」の剣道部でしたが、上下関係や根性論がひどかったです。

以前調べた論文でも、スポーツはある程度努力が反映されるので根性論でもなんとかなっていたのでしょう。

(後に動画で見た超強豪校の九州学院の練習は非常にロジカルで効率的でした。やっぱ頭使うと強くなりますね)

以前書いた記事のように「頑張る」を禁句にしても「〇〇しなきゃ」は無くなりませんでいた。

いかに頑張らずにこれとあれとそれを達成するか?みたいになっていました。

「〇〇しなきゃ」は現実を無視する

「〇〇しなきゃ」は本当にそれをやっていて良いのか?という現実を無視してきました。

バグバウンティをやっている際は戦略も自分の相性も無視して、やり方などが数多く公表されているWebを事前調査からガッツリやっていました。

ですが、私の好みとしては事前調査をガッツリやるよりもアプリケーションのロジックを把握するほうが好きでした。

また、Webアプリケーションは直近のhackeroneレポートを参考にすると、hackeroneでバグハントをしている人の約9割がWebアプリケーションを対象にハントしているとのことでした(重複あり)

効率よく成果をだすのであれば、得意か苦手かわからない領域でやり続けるより好きなところで戦ったほうが良いです。

可能であれば競合が少ない分野で戦うほうがもっと良いです。

このあたりの現実を無視して、「まずはWebをしっかりやらなきゃいけない」と思い込んでいました。

当然ですが継続することは難しく、成果もそれほど出ません。

数少ない成果となっているCVEも、機能を中心として探したものだったり、Androidアプリケーションだったりします。

感情としても、結果からしても「しなきゃ」でやるのは間違いということがわかりました。

理想の自分が行動を強制する

「理想の自分」という言葉を使いましたが、私は理想の姿を目指して取り組んでいく性格ではありません。

科学的な適職からの言葉を借りるのであれば「防御型」であり、想定されるリスクを避ける性格です。

私が今リスクと感じているのは「役に立たないおじさんになること」です。

そのリスクを回避するために「それでいいのか」と自分が問いかけてくることが多々あります。

私は5~6つほど職場を見てきましたが、どこの職場でも「役に立たないおじさん」とされている人はいました。

私が「役に立たないなぁ」と思ったわけではなく、既にいた先輩方や会社などを含めての評価です。

私も何も変わらなければいずれこうなってしまうのかと思うと、大きな不安として心に残るようになりました。

もはやトラウマというレベルで心に残っており、このリスクを避けるべく行動するようになりました。

その行動はいくつかの結果を生むことに成功しましたが、不安を解消するまでには至りませんでした。

新しいことを学べば学ぶほど知らないことが出てきます。

習得しておいたほうが良さそうな技術なども出てきます。

それらを知る・使えるようになっておかないと「最悪の未来になる」と不安になってしまいました。

やがてタスクは積み重なり、自分で自分を追い込むほどになってしまいました。

本当の要望は心から出ていた

私は毎日16時間断食をしているので、朝はお腹が空いている状態です。

ある朝にお腹が減った状態で散歩をしていると、ふとこう思いました。

「本読みたいなぁ・・・」

これまでは「〇〇のために△△を習慣にしておこう」「今日はこれだけやっておこう」というのがメインでした。

ですが、お腹が減って余計な思考をしない状態だと、素直な欲求が出てきました。

この時、初めて「一番やりたいこと」を感じられた気がします。

その後気付いたのは、今までは「他人の軸で取り組んでいた」ということでした。

他人の成果や実績を見て、自分自身も全くそれと同じものを欲しがっていました。

お腹が減っている時は、他人にお腹を減らされているわけでもないし、欲求に素直なために通常時との違いに気付くことが出来ました。

まとめ

  • 「〇〇しなきゃ」は自分に合っていない可能性がある
  • 本当に自分の欲求なのか考える
  • 自分の欲求かわからなかったらお腹空かしてみる

終わりに

「〇〇しなきゃ」についての記事でした。

「頑張るを禁句」と似た方向の記事になりました。

今までいきてきた25年間で根性論が染み付いているらしく、これを引き剥がすのに苦労しています。

学生時代に過ごしづらかったのは、性格的に根性論が合っていなかったからなのだと今になって思います。

こういう話は日常生活で取り上げることがほとんどないと感じています。

他の方はどうやって目標設定したり取り組んだりしているのでしょうか?

話す機会が無いので、自分自身で気付くしかないという現状です。

1人で考える時間って大切なんだなぁって感じました。

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