本屋で目に入ったので読んでみたら面白かったので感想書きました。
新常識
LGBTに関してはトレンドとも言えるかもしれません。
直近ではオリンピック関連で女性軽視の発言があったり、差別を無くすための調整が上手くいかなかったりがありましたね。
私自身「LGBT」は聞いたことがあり、少し調べたこともありました。
ですがこの本のタイトルにもある「LGBTQ+」は知りませんでしたし、本の内容にあった「SOGI」というのも知りませんでした。
SOGIは「誰を好きになるか」と「自分の性をどう認識しているか」の組み合わせとのことです。
私はSOGIの説明がしっくり来ました。
これらの組み合わせが多様であることが広まってきたんだなぁと思いました。
古い常識にSOGIを当てはめてみるとこうなりました。
- 「男を好きになる」「自分は女だと認識している」
- 「女を好きになる」「自分は男だと認識している」
これだけ見てもパターンは増えそうだと感じますよね。
どれだけ固定観念にとらわれていたのかを実感させられます。
「らしさ」
私がこの本を読んで一番共感出来たのが「それぞれの性別らしさについて」でした。
この本でも「女はお茶を入れるもの」「男はエロ系の話題が好き」みたいな「らしさ」が描かれていました。
私自身、この2つの例はよく見かけてきましたし、不快感を覚えていました。
以前働いていた職場で、実際に女性がお茶を入れて配る光景を見たことがあります。
正直、ドラマなどのフィクションでしかありえないと思っていましたが、実在していたことにカルチャーショックを覚えてしまいました。
飲みたいものを自分で準備すればいいんじゃないでしょうか?
それぞれの特徴や性格にあった仕事をすれば良いんじゃないでしょうか?
私が感じた中で最も嫌だったものは「男はエロ系の話題が好き」です。
中学時代はなぜかこの話題が出なかったので問題ありませんでした。
高校時代は趣味全力な人ばかりでこの話題は出なかったので問題ありませんでした。
社会人になってから急激にこの話題が増えました。
昔は何人の女と遊んだだの、どこの風俗がいいだの、合コンがどうとの・・・
好き放題遊んで語るのは勝手にしてくれればいいんですが「君はどうなの?」とふるのはやめてほしいです。
このあたりを嗜んで無いと人間として未熟だの自立してないだの言われることもありました。
なんなの?
そういった場面では大人の力を発揮して周りに合わせていました。
この本にも描かれている通り、アホほどつまらないし辛かったです。
女遊びをしないのは普通に興味がないからです。
私の被害は軽微ですが、早く多様性が広まってほしいなと感じました。
生活での適応について
性の多様性については一般常識となっています。
そのため、個人の趣味嗜好で学ぶ・学ばないを決められるものではありません。
道路においての信号の使い方は嫌いだから学ばないとかは出来ないですよね。
「色なんて知らん!渡りたい時に渡りたい道をゆく!」
なんてことしたら命がいくつあっても足りません。
性に関して話題の扱い方を間違えると簡単にセクハラになると思っています。
私自身も「彼女はいないの?」「何で作らないの?」って死ぬほど聞かれましたが、かなり不快でした。
「何で作らないの?」とか言われても・・・
他にやりたいことがあるから優先順位が後なだけです。
この本を読んで決めた方針としては「人にフォーカスして話す」ことです。
「男だからこんなことするよな」とか決めつけず、その人が何が好きなのか、どんなことをしてるのかにフォーカスしようと思いました。
性や恋愛事情においての話題選びを考えてみましたが、そもそもプライベートな領域なので話す機会はめったにありません。
話すことがあるかもしれないのは信頼している親友くらいです。
話すにしても相談とかそういうことです。
職場では話すことは無いでしょう。
終わりに
「マンガでわかるLGBTQ+」の感想でした。
性に関してバイアスを押しつけられていたので「わかるー!」と思いながら読んでいました。
時間があっという間に過ぎていきました。
そのせいか、私念がこもった記事になってしまいました・・・
私自身の感情はともかく、このテーマは非常に重要になってきます。
ですが、学ぶ機会は用意されていません。自分自身で学ぶしか無いです。
もう少ししたらハラスメントのガイドラインに組み込まれたりすると思いますが、全く知識が無いのにガイドラインだけ整っても従えないと思います。
知らないうちにハラスメントの加害者になってしまうことが考えられます。
加害者にも被害者にもなるのは嫌なので、このテーマは引き続き勉強していこうと思いました。
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