本を早く読んでいたことのメリットとデメリットについて

生活

「速読」というのをやっていたわけではないが、本を読むのは早い方だった。

あるとき、本を読むスピードを落としてみて、早く読むというのはメリットとデメリットがあるなと感じた。

せっかくなので記事にしておく。

メリット

流れをいち早く知れる

その本が何が言いたいのか、さっと知れる。

実用書で、大体知ってることが書かれている時に便利だった。

大体知ってることが書かれている実用書を読む意味はわからないが・・・。

読書の数をこなせる

読書の数をこなせる。

図書館の本とかをガンガン読んでいける。

頭に入るかは別として、話のきっかけになったり、ふとしたことに思い出すことはできる。

上司や先生に勧められた気の進まない本を軽く読んで、適当に話を合わせたい時とかに使える。

デメリット

疲れる

早く読むのはシンプルに疲れる。

疲れると分かったのは、本を読むスピードを緩めてからだった。

新しい本を読んでいると、眼精疲労というか頭が疲れてきて、挙げ句の果てに吐き気まですることがあった。

それは流石に連続して本を読みすぎだと思い、休憩やストレッチを適度に挟んでいた。

もちろん遠くを見たりしていた。

しかしこれは改善しなかった。

改善に効果があったのは、ふとしたときに気分でやった「読むスピードを落とす」ということだった。

単純に、読むスピードが早いと頭に入ってくる情報が多い。

それの処理に目も頭も追いついてなかったのだろう。

感情みたいなのが入ってこない

主に小説と漫画だが、主人公の気持ちとか情景とかがよくわからない。

2〜3周してようやく、というところがある。

ストーリー把握と割り切って読むのもいいが、それは前述の通りスタミナを犠牲にする。

周回プレイ前提で読むのはどうなんだろうと思ってしまう・・・。

なんのために早く読んでいるのだろう、と。

あまり記憶に残らない

「感情が入ってこない」と似たようなところだと思うが、記憶に残らない。

「こんな感じのストーリーだったよね」はわかるんだけど、それ以上のことは話せない。

あらすじやまとめを10分ぐらい見れば話せることぐらいしか話せない。

どのように本を読めばいいか

メリットとデメリットを書いてみたが、早く読むメリットは「適当にその場を誤魔化せる」ことだと思う。

必要に駆られた時に「早く読む」はかなり使える。

一方、趣味で本を読む時には「早く読む」は全くと言っていいほど役に立たない。

疲れるし面白くないし、挙げ句の果てに記憶にも心にも残らない。

どうせ疲れるなら、ランニングしたほうが気持ち良いだろう。

終わりに

本を読むスピードに関する、メリットとデメリットを書いてみた。

ほぼデメリットばかりになってしまった・・・。

でも、「早く読む」に助けられたことは多い。

というか仕事関係では「早く読む」に助けられている。

感情とか、記憶とかそういう「体験」みたいなのを大事にしないものだったら、読むスピードは早くしても良いと思った。

(メンバーのお客さんへのメール文面チェックとか)

それを実生活に持ち込んでしまったのがいけないわけで・・・。

「数をこなす!!こういう本も読んだ!!」っていうのは考えないようにしよう。

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